【施療法】

・当院では、まず患者様の状態を構造医学の見地から検査します。その後、皮膚表面から手技で圧力を加えて(その際に治療効果を高めるため、皮膚に直接接触する場合があります)、骨盤の調整から開始します。そのうえで、各関節の矯正、筋肉・膜・腱などの調整を進めていきます。

また、特殊器具を使った矯正も、必要に応じて行います。

・ボキボキと音を鳴らす施療や、過度なマッサージ・けん引・温熱療法、整皮、AKAは行いません。

 

【施療の概念】

 生命の基本は、重力に対応すること。つまりたゆみのない生きた働き(不断の働き)で、重力下に応じ続けることです。

 つまり、人間は、起きている時も寝ている時も、重力下で生活しているということです。

しかしながら、現代の社会で利便性を求めるあまり、私たちは人間の基本とする「歩行」という行動をないがしろにし、かつ、多様なストレスにも対応しなければならず、本来の人間の生理性からかけ離れていき、身体に様々な異常が起こってきます。

そこで、私どもの院では、重力により人間の生理性が保たれているという基本を踏まえ、患者様の現在の状態や環境、既往歴などできるだけ多くの情報から、異常の原因を突き止め、施療を行います。

 

 

【手技療法と併用する特殊器具】

リダクター :【写真左側】細密型 →上部脊髄の整復

       【写真右側】全柱型 →脊髄全体の整復

懸垂吊性延転子 :【写真左側】→筋膜へのアプローチ

懸垂置性延転子 :【写真中央】→筋、腱へのアプローチ

境界層延ローラー:【写真右側】→腕や脚などへの一定のアプローチ

弾撥指処方転子 : 屈筋腱肥厚や腱鞘炎の処置など

アクチベーター : 頸椎の矯正

テーピング

・ 脳高次機能誘導貼布帯(エラストポア)

外傷を始め、姿勢制御のためにに貼布します。

薄膜型境界層メッシュテープ 【写真中央と右側】

 損傷部位に均一に圧をかけ、保護をする効果。

 損傷部に影響を与える吸湿、蒸発、熱放散による排熱作用効果。

 

バリアエム 【写真左側】

顎関節を保護するシートです。

TMJなどの処置後に貼布します。